TikTokで収益を得ている方の中には、「この支出は経費になるの?」「どの勘定科目で処理すればいい?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

経費を正しく計上することで、課税所得を適切に計算でき、確定申告もスムーズに進められます。一方で、経費として認められない支出を計上すると、税務調査で指摘を受ける可能性もあります。

この記事では、TikTokクリエイターが経費にできる主な支出や勘定科目、仕訳例、経費を効率的に管理する方法について、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • TikTokクリエイターが経費にできる主な費用
  • よく使われる勘定科目と具体例
  • 経費の仕訳方法
  • 経費を効率よく管理するポイント

監修

大石 英樹(おおいし ひでき)
かいせい税理士法人 代表

大阪市淀川区を拠点に、フリーランス・個人事業主から法人まで幅広い税務顧問を手がける。豊富な実務経験と機動力を武器に、確定申告・記帳・資金調達・事業承継まで一貫してサポート。「経営者の良きパートナー」をモットーに、わかりやすい税務アドバイスを提供している。

公式サイト:http://www.kaisei-tax.com/

TikTokクリエイターはどのような費用を経費にできる?

結論として、TikTokで収益を得るために必要な支出は経費として計上できます。

経費とは、事業や副業による収入を得るために直接必要となった費用のことです。仕事との関連性を説明できる支出であれば、経費として認められる可能性があります。

例えば、次のような支出が該当します。

  • スマートフォン
  • パソコン
  • カメラ
  • マイク
  • 照明機材
  • 三脚
  • 動画編集ソフト
  • デザインソフト
  • インターネット通信費
  • 撮影スタジオ代
  • 外注費
  • 広告費
  • セミナー参加費
  • 書籍代
  • 消耗品

一方で、プライベートで使用する費用は原則として経費になりません。

例えば、普段着としても使用する衣類や、完全に私用で利用した飲食代などは経費計上が難しいケースがあります。

仕事と私生活で共用しているものは、使用割合に応じて「家事按分」を行うことが重要です。

TikTokクリエイターがよく使う経費の勘定科目は何?

結論として、支出内容に応じて適切な勘定科目を選択することが大切です。

代表的な勘定科目は以下のとおりです。

支出内容勘定科目
スマホ・PC(少額)消耗品費
動画編集ソフト通信費または支払手数料
Canvaなどのサブスク支払手数料
インターネット料金通信費
撮影スタジオ地代家賃
撮影小物消耗品費
広告配信広告宣伝費
外部クリエイターへの依頼外注費
セミナー参加費研修費
撮影場所までの交通費旅費交通費

なお、10万円以上(青色申告など一定の条件では30万円未満の特例あり)の機材については、固定資産として減価償却が必要になる場合があります。

迷った場合は、毎年同じ勘定科目で継続して処理することも重要です。

TikTokクリエイターの経費はどのように仕訳すればよい?

結論として、日々の支出を帳簿に記録することで、確定申告の負担を大きく減らせます。

例えば、動画編集ソフトを月額3,000円でクレジットカード決済した場合は、次のような仕訳になります。

例1:動画編集ソフトを購入した場合

借方貸方
支払手数料 3,000円普通預金 3,000円

インターネット料金8,000円を支払った場合は、

例2:通信費

借方貸方
通信費 8,000円普通預金 8,000円

動画編集を5万円で外注した場合は、

例3:外注費

借方貸方
外注費 50,000円普通預金 50,000円

このように、支出内容ごとに適切な勘定科目を選んで記録します。

会計ソフトを利用すれば、銀行口座やクレジットカードと連携できるため、仕訳作業を効率化できます。

TikTokクリエイターが経費を正しく管理するコツは?

結論として、日頃から経費を整理しておくことが、確定申告をスムーズに進める最大のポイントです。

特に意識したいポイントは以下のとおりです。

  • 領収書やレシートは必ず保管する
  • プライベート用と事業用の口座を分ける
  • クレジットカードも事業専用を用意する
  • 毎月まとめて帳簿付けを行う
  • 会計ソフトを活用する

また、銀行口座やクレジットカードを事業専用にすると、経費の判別がしやすくなります。

日頃から整理しておくことで、確定申告直前に慌てることも少なくなるでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q. TikTokで使うスマホは経費になりますか?

仕事で使用する割合に応じて経費計上できます。私用でも使用している場合は家事按分が必要です。

Q. 撮影用の洋服は経費になりますか?

撮影専用であることを説明できる場合は認められる可能性があります。ただし、普段着としても利用できる衣類は経費にならないケースがあります。

Q. 動画編集ソフトの月額料金は経費ですか?

はい。事業で利用している場合は経費として計上できます。

Q. 副業でも経費を計上できますか?

はい。副業であっても収益を得るために必要な支出であれば経費として計上できます。

まとめ

TikTokクリエイターは、収益を得るために必要な支出であれば経費として計上できます。

特に、機材費や通信費、動画編集ソフト、広告費、外注費などは日常的に発生しやすい経費です。

適切な勘定科目で継続的に記帳し、領収書を保管しておくことで、確定申告もスムーズになります。

経費管理を日頃から習慣化し、安心してTikTokの活動に集中できる環境を整えましょう。

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TikTokクリエイターは、動画の企画・撮影・編集・ライブ配信・企業案件への対応など、多くの業務を一人でこなすことが少なくありません。そのため、経理や記帳まで手が回らないという方も多いでしょう。

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経費を正しく管理できれば、確定申告の準備もスムーズになり、本来注力すべきコンテンツ制作や情報発信に時間を使えます。

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