Uber Eats配達員として働いていると、「どこまで経費にできるの?」「ガソリン代やスマホ代は経費になる?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

個人事業主として活動するUber Eats配達員は、仕事に必要な支出を経費として計上できます。経費を正しく計上することで課税所得を抑えられ、結果として節税につながります。

しかし、プライベートで使用しているものとの区別や、経費として認められる範囲を理解していないと、申告時に困ることもあります。

この記事では、Uber Eats配達員が経費にできるものや勘定科目、経費計上のポイントについてわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • Uber Eats配達員が経費にできる支出の種類
  • ガソリン代や交通費などの取り扱い
  • スマホ代や通信費の経費計上方法
  • 自転車・バイク・車両関連費用の考え方
  • 確定申告に向けた経費管理のポイント

監修

大石 英樹(おおいし ひでき)
かいせい税理士法人 代表

大阪市淀川区を拠点に、フリーランス・個人事業主から法人まで幅広い税務顧問を手がける。豊富な実務経験と機動力を武器に、確定申告・記帳・資金調達・事業承継まで一貫してサポート。「経営者の良きパートナー」をモットーに、わかりやすい税務アドバイスを提供している。

公式サイト:http://www.kaisei-tax.com/

Uber Eats配達員はどのような支出を経費にできる?

Uber Eats配達員は、配達業務に必要な支出を経費として計上できます。

経費とは、売上を得るために必要となった費用のことです。仕事に直接関係する支出であれば、原則として経費にできます。

例えば、以下のような費用が代表的です。

  • スマホ代
  • 通信費
  • ガソリン代
  • 駐輪場代
  • 駐車場代
  • 自転車の修理代
  • バイクのメンテナンス費用
  • 車検代
  • オイル交換代
  • ヘルメット代
  • レインウェア代
  • 配達バッグ購入費
  • 振込手数料

一方で、プライベート目的の支出は経費にできません。

たとえば、私用の買い物や家族との外食代などは、配達業務に関係しないため経費の対象外です。

経費にできるか迷った場合は、「売上を得るために必要な支出だったか」を基準に考えると判断しやすくなります。

Uber Eats配達員の交通費や移動費は経費になる?

配達業務に必要な交通費や移動費は経費になります。

配達を行うために発生した移動費は、事業に必要な支出だからです。

例えば次のような費用が該当します。

  • ガソリン代
  • 高速道路料金
  • コインパーキング代
  • 駐輪場代
  • 電車代
  • バス代

軽貨物車両やバイクを使用している場合は、ガソリン代や高速料金を計上できます。

また、自転車で配達している場合でも、有料駐輪場を利用した際の費用は経費として処理可能です。

勘定科目としては以下が一般的です。

支出内容勘定科目
ガソリン代車両費
高速料金旅費交通費
電車代・バス代旅費交通費
駐車場代旅費交通費または車両費
駐輪場代旅費交通費

継続して同じ勘定科目を使用することが重要です。

Uber Eats配達員のスマホ代や通信費は経費になる?

配達業務で使用するスマホ代や通信費も経費にできます。

Uber Eatsの配達は専用アプリを利用して行うため、スマホは仕事に欠かせない設備です。

具体的には以下のような費用が対象になります。

  • スマホ本体代
  • 携帯電話料金
  • モバイル通信費
  • ポケットWi-Fi利用料

ただし、多くの人は仕事とプライベートの両方でスマホを使用しています。

そのため、全額を経費にするのではなく「家事按分」が必要です。

家事按分とは、仕事で使用した割合だけを経費にする方法です。

例えば月額8,000円のスマホ料金について、

  • 仕事利用70%
  • 私用利用30%

であれば、

8,000円 × 70% = 5,600円

を経費として計上します。

無理に100%経費にするのではなく、実態に合った割合で計上することが大切です。

Uber Eats配達員が使用する自転車・バイク・自動車関連費用は経費になる?

配達に使用する車両関連費用も経費になります。

Uber Eatsでは自転車・バイク・自動車などさまざまな手段で配達を行いますが、業務に使用している以上、維持費や購入費の一部または全部を経費として計上できます。

代表的な経費は以下のとおりです。

自転車関連

  • 自転車購入費
  • 修理代
  • タイヤ交換代
  • ブレーキ交換代

バイク関連

  • ガソリン代
  • オイル交換代
  • タイヤ交換代
  • 自賠責保険料
  • 任意保険料
  • 車検代(対象車種)

自動車関連

  • ガソリン代
  • 車検代
  • 自動車保険料
  • メンテナンス費用
  • 洗車代
  • 駐車場代

なお、高額な車両購入費については、購入した年に全額経費にするのではなく「減価償却」が必要になるケースがあります。

減価償却とは、購入費用を数年に分けて経費計上する会計処理です。

例えば配達用バイクを購入した場合、その金額や資産区分によっては複数年に分けて経費化することになります。

アクリー編集部

減価償却の処理は内容が複雑で、資産の種類や取得時期によって取り扱いが異なる場合があります。そのため、処理を行う際は専門家のアドバイスを受けた上で進めることをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Uber Eatsの配達バッグは経費になりますか?

なります。

配達業務に必要な備品であるため、購入費用は経費として計上可能です。

レインウェアや防寒着は経費になりますか?

配達専用として使用している場合は経費になる可能性があります。

ただし、普段着としても使用している場合は注意が必要です。

コンビニで購入した飲み物は経費になりますか?

原則として個人的な飲食費は経費になりません。

ただし、取引先との打ち合わせなど事業関連性がある場合は別途判断が必要です。

領収書がないと経費にできませんか?

領収書がなくても、出金記録やレシート、利用履歴などで支出を証明できれば計上できる場合があります。

ただし、できる限り領収書やレシートは保管しておきましょう。

まとめ

Uber Eats配達員は、業務に必要な支出を経費として計上できます。

主な経費には以下があります。

この記事のポイント
  • ガソリン代
  • 高速料金
  • 駐車場代
  • スマホ代
  • 通信費
  • 自転車やバイクの修理代
  • 車検代
  • 保険料
  • 配達バッグ代

経費を適切に計上することで課税所得を抑えられ、節税効果が期待できます。

ただし、プライベート利用分まで経費にすることはできません。仕事との関連性を意識しながら、日頃から領収書やレシートを管理しておきましょう。

経費管理や確定申告の負担を減らしたい方へ

Uber Eats配達員として活動していると、配達業務だけでなく経費管理や確定申告の準備にも時間がかかります。

特に経費の仕分けや帳簿作成は慣れていないと負担になりがちです。

記帳代行アクリーでは、個人事業主やフリーランス向けに記帳業務をサポートしています。

経費管理や帳簿作成を専門家に任せることで、本業である配達業務に集中しやすくなります。

「経費の管理が面倒」「確定申告が不安」という方は、記帳代行サービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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